こんにちは、ガルゾウです。
今回は、樺沢紫苑先生著「アウトプット大全」を読んだのでわかりやすく要約とレビューをしていきたいと思います。
インプット→アウトプットってのは最近、よく聞くと思います。
それのアウトプット側の解説に特化した書籍ですので、この記事はこんな人にオススメします。
- 時間がないからこの本の要約が知りたい
- アウトプットってそもそも何なの?
- アウトプットの効果を知りたい
上記に当てはまる人はドンドン読み進めてくださいね〜。
では、行ってみましょう!
もくじ
この本を書いた人
まずは、この本を書かれた樺沢紫苑先生の紹介をしていきます。
アウトプットとは?
樺沢先生曰く、アウトプットとは「脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理し、外界に出力すること」と説いています。
本を読む :インプット
感想を友達に話す:アウトプット
教科書を読む :インプット
問題を解く :アウトプット
受験する :アウトプット
こんな感じになります。
ここで重要とすべきは、「アウトプットで現実世界が何か変化する」と言う事です。
インプットだけだと脳内世界が変化するだけで、外界に対して何ら変化や影響を与えることはありません。
つまりは、「行動」が全てを変化させるトリガーだと考えることができます。
アウトプットの効果
アウトプットの効果について著者は本中で以下のように主張されています。
著者は脳科学・精神医学・心理学の面からもこのテーマについて多面的に捉えられていますが、その面からすると「脳は実際によく使うものを重要な情報と捉え、初めて長期記憶として保存して現実に活かすことができるようになる」と述べられています。
著者自身もアウトプット力がかなり高い方です。
- Youtube毎日更新 :5年
- Facebook毎日更新 :8年
- 年3冊程度の出版 :10年
- 毎日3時間以上執筆 :11年
- メルマガ毎日更新 :13年
- 新作セミナー毎月2回以上:9年
という具合に、常人じゃ考えられない活動をストイックにされています。
しかし、本人は18時以降は基本的に仕事をしないなど、on/offのメリハリがきっちりついており超が付くほど生産性が高いことがわかりますね。
では、なぜこれだけのことを実現できるかと言うと、
- アウトプットを工夫して
- インプットとアウトプットのバランスを整え
- 学びと自己成長のスピードを最大化した
と本人が語られていました。
要は「誰にでもできる再現性の高い方法」を使っていると言うことです。
ではアウトプットの例を出して簡単に勉強していきましょう。
アウトプットには法則性がある
成長曲線はアウトプットの量で決まる!
著者によれば、インプットの量と自己成長には相関がないらしいです。(マジか!)
それより重要なのは、アウトプットの量で、月に3冊の読書をして3冊分感想を述べる人と、10冊分読んで1冊しか感想を述べない人では確実に前者の方が成長することは、何となく皆さんも分かると思います。
ダラダラインプットばかりしていては身にならないし応用もできない。
僕もしみじみ実感します。
2週間に3回使った情報は長期記憶される
人の脳の構造的に、重要な情報は長期記憶し、それ以外の記憶は忘れるようにできています。
ここでのポイントは「重要な情報」とは「自分がそう思っているかどうかではない」と言うことです。
ここでの重要な情報とは「インプットした後も何度も使われる情報」です。
逆に「何度も使われない情報」は重要ではないと脳に判断されるのです。
重要な情報だと判断される目安は、2週間に3回アウトプットすることだそうです。
これによって長期記憶のフェーズに入るのです。
「エビングハウスの忘却曲線」でも全く同じ内容で語られています。
出力/入力のサイクル(成長の螺旋階段)
アウトプットの重要さは先ほど述べた通りですが、とはいえインプットがないとアウトプットは続きません。
インプットとアウトプットのループを繰り返すことでスパイラルアップしながら人は成長します。
すなわち、インプットとアウトプットのサイクルを習慣付けることができれば良い循環に入れるということです。
インプット/アウトプットの黄金比は3:7
インプットとアウトプットの比率はどのくらいが良いのかが言及されていました。
過去にコロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の研究によると、インプットの2倍をアウトプットに割り当てた時が最も効果が出たそうです。
実際の社会では、このバランスが逆の人が圧倒的に多いそうです。
ここは強く意識しましょう。黄金比は3:7です。
アウトプットの結果を見直し、次に活かす
インプットとアウトプットの重要性ならびに最適な比率についても理解できました。
しかし、これだけではまだ不十分です。
闇雲にインプットとアウトプットを繰り返すだけではダメとのことです。
なぜか?
それは「フィードバック」が足りないからです。
自己成長には「自分のあたまで考える事」が必須です。
アウトプットの結果を踏まえ、改善点を探し出し、改善策を講じて、また振り返る。 というセクションをループに組み込む必要があります。
小学生がドリルを解く時、できない問題を復習しなければずっとできないままです。
なぜ解けなかったのか?どうすれば解けるようになるのか?を意図的に思考することで次に活かすことができます。
アウトプットは結果として、人前にさらされることを意識せざるを得ない場面が多々ありますが、そこでの失敗を恐れて何もしないよりは、たとえ失敗してもいいから意図的に取り組んで、のちに必ずそのことを振り返り、次に活かすようにしたほうが、フィードバックの観点からは正解といえます。
アウトプット力を向上させるトレーニング「7選」
アウトプットの概要を正しく理解できましたでしょうか?
インプットとの適切なバランスを保った上で日々を過ごすことで現実世界に良い影響を与えることがわかりました。
では、このアウトプット力をどのように高めれば良いのか?
著者は、以下のトレーニング法7つを挙げています。
1、日記を書く
2、健康について記録する
3、読書感想を書く
4、情報発信する
5、SNSに書く
6、ブログを書く
7、趣味について書く
割と取り組みやすいものばかりだと思います。
これらのアウトプットによって
- 書く能力が向上
- 自己洞察力、内省力、レジリエンスが向上
- 「楽しい」を発見する能力が向上
- ストレス発散
- 幸せを感じる
などなど、効果が期待できるようです。
まずは、自分が好きなことや取り組みやすそうなところから徐々に試してみることをオススメします。
まとめ
ほんの少しの概要しか説明できませんでしたがいかがだったでしょうか?
2019年8月時点でも、この書籍は本屋さんのオススメコーナーに飾ってあったりするので、かなりの良書です。
興味がありましたら是非読まれてみてはいかがでしょうか。
では、また別の記事でお会いしましょう。
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